体液循環によって、人間が生きてゆくために必要な酸素、二酸化炭素、赤血球、白血球、水分、塩分、栄養素、ミネラル、ホルモン・サイトカイン、酵素などありとあらゆるものが末端の60兆の細胞のミトコンドリアにまで運ばれて、そのほとんどがミトコンドリアの栄養と材料になります。
体液が動脈と静脈とリンパ管とにより身体中を駆け巡るためにおこなう心臓の鼓動である脈拍は、一昼夜におよそ11万回前後です。体液は、一分一秒の休みもなく一生の間人体を駆け巡り、細胞一つ一つ、毛の根元の一つ一つ、爪の根のミトコンドリアに、栄養を与えて新陳代謝を行います。
かつ体液は約十日前後ですべて生まれ変わり、数十兆個の赤血球と数百億個の白血球も更新され、まったく新しい血液に新生されます。細胞も、古いものは死に、絶えず新しく生まれ変わります。また呼吸も休みなく一生の間続けられ、一昼夜に1万3千5百回行われ、呼吸と脈拍の間には一定の調和した数理的関係があり、この正しい秩序と調和とをもって正しい呼吸が行われ、体液が正しく循環されてこそ、精神活動と生理活動は完全に営まれるようになります。すなわち生命力は正しく発揮されます。
そして、頭脳をめぐる体液は、全体液の約4分の1の分量で軽く浮きがちであり、内臓諸機関を循環する体液は、約2分の1で重く沈みがちであり、残りの4分の1の体液が、両腕・両脚その他の筋肉を駆け巡るので不足がちです。
この身体の自然の原理原則・法則性をわきまえず、精神の集中の方法と頭脳の使い方の節度を失い、思念することが乱れ、かつ過度になるときは、肺(気=呼吸法)と心臓(血液循環)との生理的調和を欠き、身体と心は平衡を失い、体液は円満に滑らかに循環せず、各内臓器官の機能障害を生じ各種の病気となって身体の表面に現れてきます。この事を気血が乱れると言いまして、気=呼吸法と血液循環との生理的調和を達成する技が気功です。
身体はストレスを受けると血管が収縮し一瞬にして全身の体液循環の滞りがおこり、筋肉が収縮し呼吸が浅くなり酸素が不足し、全身が硬直します。それが、身体を硬くして身を守ろうとする自律神経による「危機管理システム」です。
初期は筋肉に「ハリ」ができる程度ですが、繰り返しストレスを受け続けることによってますます体液循環の滞りがおこり、筋肉が収縮して元に戻りにくくなった「こり(慢性筋肉疲労)」という状態をつくります。
「こり」が長く続くと痛み、不快感、不安感が過敏になり、病気と感じるようになります。多くの病気の症状はこりが原因で生じます。そのこりは全身のミトコンドリアが機能不全に陥った状態です。
「人間の器官や神経中枢の生命の現われのすべて、われわれの思想、愛情、宇宙の残忍さ、醜さ、美しさ、そしてその存在にいたるまで、われわれの体液の物理化学的状態に依存している。」
アレキシス・カレル「人間この未知なるもの」より
■サーキュレーションセラピー
(1)
独自の首・肩と心窩部(みぞおち)・腹部・腰部の治療法にあります。首・肩・腰の三点セットと呼んで最も重要で基本的な治療部位と考えています。ほとんどの人が苦痛を感じる部位です。首・肩と心窩部のこりは呼吸を浅くし睡眠を浅くし、様々な病気を生じます。
病気とは、潜在意識の中に入り込んだマイナスのイメージ=トラウマが条件反射的に繰り返し繰り返し現れる現象のことです。その為に首・肩と心窩部のこりを取り去ると、後頭部の不快感が無くなり胸のつかえが取れて気分が爽快になり、マイナスのイメージ=トラウマが無くなり病気が治ります。
首・肩のこりは椎骨・脳底動脈、鎖骨下動脈・内頚動脈、脳脊髄液の循環不良を起こし、脳がこります。その為に脳・神経システムのバランスを崩し病気になります。
また心窩部・腹部には全血液の半分以上が潅流しており腹部大動脈の治療により全身の循環がよくなります。また、心窩部・腹部・腰部の内臓には生命維持に重要な器官、肝臓、膵臓、腎臓、副腎などの内分泌系、消化器系、生殖器、太陽神経叢などの自律神経系があり、これらの器官を按腹して循環をよくし機能を活性化して自然治癒力を高めます。狭心症、心筋梗塞、肝臓癌、膵臓癌、腎炎、潰瘍性大腸炎・大腸癌や、子宮筋腫・子宮ガン・前立腺肥大・前立腺癌を治したり、腸の機能を改善したり、不妊症、生理痛、便秘が治ります。
(2)全身と患部の両方の体液循環を活発にします。患部は多くの場合こりとなって循環障害となり、体液は悪化しています。つまり、細胞内には代謝産物が溜まり、機能低下や損傷を起こし、
周囲は毒素や病的滲出物や炭酸ガスや活性酸素であふれています。
この様な患部のこり(慢性筋肉疲労)を取り循環を促進する手技を施すと、局部の循環障害が除去され、赤血球や白血球、リンパ球、顆粒球、マクロファージなどの免疫物質、酸素と二酸化炭素のガス交換が促進され、栄養が供給され、細胞が活性化して、機能不全に陥ったミトコンドリアの修復が促進され、自然治癒が早まります。
同時に全身の循環が活発になりますので、全身の自然治癒力を高めます。すなわち体液の恒常性を保ち、体内の環境を良好に維持します。この結果、細胞内のミトコンドリアの代謝が円滑に行われ、生命が保持されます。また過剰な刺激を加えないようにすれば、
炎症性疾患や発熱性疾患にも有効です。例えば慢性関節リウマチで関節痛が激しい場合や打撲捻挫直後やカゼを引いて熱がある場合でも上手に治療すれば即効性があり、痛みがすぐとれたり解熱します。身体の痛みや不快感が無くなると、心の不安感や恐怖感も雲散霧消してしまいます。
サーキュレーションセラピー
「サーキュレーションセラピーは、人体の体液の自然の循環を整え、
生理作用を活発にし、創造的生命力のエネルギーを働かせ、
自然治癒力を旺んにする調身・調息・調心法であり、
養生、養心、療病、健康および長寿の秘訣で、
医者いらずの東洋医学です!」

心身悪循環の法則
病気のメカニズムをストレス⇒体液循環の滞り⇒こりの発生⇒自律神経失調症⇒生命力の低下⇒病気⇒ストレスの更なる蓄積⇒体液循環の更なる滞り⇒こりの更なる蓄積⇒自律神経の更なる失調⇒生命力の更なる低下⇒病気の悪化、という悪循環と考えることです。私はこのメカニズムを、「心身悪循環の法則」としました。この悪循環は時間が経過すればする程、「ストレスの蓄積のレベル」、「体液循環の滞りのレベル」、「こりの蓄積のレベル」、「自律神経失調のレベル」、「生命力低下のレベル」「病気のレベル」が徐々に高
まって病気が進行します。この悪循環を断ち切る治療法が、こりを取り去り体液循環の滞りを解消し病気を治すサーキュレーションセラピーです。
サーキュレーションセラピーがなぜ効くのか!
一般的な手技療法( あん摩・マッサージ・指圧・整体・カイロプラクティック・オステオパシー・鍼灸・気功)を受けたことのある患者さんが、武蔵野リバースに来ると「コリトル先生のサーキュレーションセラピーは、なぜこんなに効くのですか?」と、必ず聞かれます。それは、私が独自に開発した「つかむ」という圧を加える技術と関係しています。簡潔にいえば、コッている部分をつかんで圧力を加えながら、筋肉のコリをゆるめていくということです。
この圧力は、薬やサプリメントのような物質ではなく、月や地球の重力・引力、太陽の光・熱と同じエネルギーへと変化します。強すぎず弱すぎない人体への適正な圧力はエネルギーとなって、良好な体液循環を生みだすのです。そして、体液循環は流体エネルギーを生じ、流体エネルギーは流動電位を高め最終的には遺伝子の引き金が自動的に引かれます。遺伝子は様々な身体の仕組みを作るのに必要なたんぱく質作ります。そのたんぱく質は全身の細胞のミトコンドリアに働いて、ミトコンドリアは細胞内呼吸、すべてのホルモン・サイトカイン・酵素・消化液、体温や電気的エネルギーを産生し生体の恒常性を維持します。
体液循環は、酸素やビタミン、ミネラルを運ぶという媒体としての役目を果たすと同時に、流体エネルギーを発生させるといった二面性を持っているのです。酸素や体内の色々な栄養物質がすべて機能するためには、エネルギーが必要で、いくらタンパク質やミネラル・ビタミンを摂取しても、エネルギーがないと栄養になりません。つまり、具合が悪いときに、いくら食べてもサプリメントを摂っても、やる気が起きないのはエネルギー不足なのです。殆どと言って35度台の低体温です。
少し難しいですが、これがサーキュレーションセラピーの原理・原則、法則性です。世の中には色々な医療行為がありますが、私が考えるようなエネルギーの方向から治療する方法はほとんどありません。
なぜ、現代医学、指圧やあんま、気功やヨガ、ウォーキングやダンベル体操など体に良さそうなものがたくさんあるのに、体液循環の流体エネルギーの面から考える人がいなかったのか不思議でしかたがありません。
もう一度、簡単におさらいしてみると、つかむという圧力をかける→こりが取れる→体液循環が良くなる→強い流体エネルギーが発生する→流動電位が高まる→遺伝子の引き金が引かれる→たんぱく質が誘導される→ミトコンドリアに作用する→新陳代謝が活発になる→免疫力が高まる→サーキュレーションセラピーが効く、ということなのです。
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